イラストレーターの便利機能「ラジアル」
こんにちは、Mayaです。
イラストレーターに備わっている便利なリピート機能のひとつ「ラジアル」をご存じでしょうか?
ラジアル機能とは、円形にオブジェクトを均等に配置してくれるリピート機能です。
今回はiPad版のイラストレーターアプリを用いてラジアル機能の使い方を詳しくご紹介します。一度覚えてしまえば正確で美しいベクター素材が作れるようになり、制作の幅が広がりますよ🎨
イラストレーター (iPad版) ラジアル機能の使い方
それではラジアル機能の使い方を画像と動画を交えてご紹介していきます。
1. パターン用のオブジェクトを作成する
アートボード上にオブジェクトを作成します。
最初は簡単な形からトライしてみましょう。
今回はごくシンプルな円にしましたが、
用意するオブジェクトによって多種多様なパターンを作成できます。
次に「選択ツール」に切り替えて、
先ほど作成したオブジェクトを選択しておきます。
2. ラジアル機能を適用する
パネル右側、下から2番目にある「リピート」から「ラジアル」を選択します。
これでオブジェクトにラジアル機能が適用されました。
円形に沿ってインスタンスが均等に表示されていますね ◎
3. 好みのイメージに仕上げる
ここからはオブジェクトに表示された青線の各コントロール機能を使用して、
好みの形に仕上げていきます。
コントロール機能では以下の調整が行えます。
・インスタンスの表示数を変更
・インスタンスの間隔や傾きの調整
・表示サイズの拡大・縮小
・適用する範囲の指定 (分割線をドラッグしてインスタンスを半分だけに適用したりも👍)
インスタンスの表示数はプロパティでも設定可能
インスタンス数の調整はプロパティ画面でも行えます。
オブジェクトを選択した状態で、パネル右側のプロパティアイコンをタップし、下へスライドさせていくと、リピートラジアルの個数が入力できるエリアがあります。こちらで任意の数値を入力して変更することも可能です。
ラジアル適用後にオブジェクトをアウトライン化する手順
ラジアル適用後にアウトライン化するには、オブジェクトを選択した状態で、パネル右側のオブジェクトから「分割・拡張」を選択すればOKです。
これでインスタンスがアウトライン化され、
個々のオブジェクトとして選択できるようになります。
イラレの便利機能「ラジアル」を活用してベクターアートを楽しもう!
ラジアル機能を習得すると、時計や花、花火など、
規則的なイメージ素材を作成する際に有効活用できます。
例えば、金沢で有名な前田家の家紋「加賀梅鉢」も、
イラレのラジアル機能を使えばわずか5分でこのとおり😃
ちなみに私は、和のフレーム素材やあしらいを作る際によく利用しています。
リピート機能を駆使すれば、複雑な模様も短時間で作成することができます。是非、いろいろな形で試してみてくださいね。
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