EV充電スポットの故障と電流制限で使えない充電器。
EV充電スポットの故障と電流制限
EV用の充電スポットは、ここ数年で本当に増えました。
モールへ行けば、必ずEV充電スポットはどこかにあり街中を移動中に
急速充電したいと思えば、困る事は無くなりました。
しかし、電気自動車の登録数が増え実際に公道を走るEVが増える事で
EV充電スポットが抱える問題点も露呈してきました。
だいたいSOC(充電残量)が10%以下と表示されれば急速充電が必要です。
SOCとは?
SOCは、State Of Chargeの略です。
フル充電状態を100%、完全放電を0%とします。
例えば、フル充電容量が4000mAhの電池で、満充電から1000mAhの
バッテリーを消費した場合、そのバッテリーのSOCは(4000-1000)/4000×100=75%です。
SOCが30%位では余程、長距離を走らない限り急速充電はしません。
なぜならSOCが低ければ低いほど、バッテリーの充電効率が高くなり
急速充電に掛かる時間が短くなるからです。
(充電器側の出力も関係します。)
なので、特別理由が無ければバッテリーがギリギリからに近くなるまで走行し、
1回の急速充電でガッツリと充電しようと誰もが考えます。
EV充電スポット充電器が故障
しかし、今夏はスムーズに充電できない事が多々ありました。
その理由は、やっと探し当て辿り着いたEV充電スポットが壊れていたからです。
EV充電スポットの故障は日常茶飯事で1ヶ月間で4~5回は遭遇します。
故障中の理由は様々で、メンテ中だったり、前に使った使用者が何らかの
乱暴な取扱いを行った為に、EV充電スポットが故障していたり・・・
もっとも多い故障は、夏期の暑い時間帯にEV充電スポットの利用が
集中すると、充電器の過熱が原因で故障してしまいます。
すると、故障したEV充電スポットの周辺にある他の充電スポットに
利用者が集中混雑し、また過熱で充電器が故障するという悪循環・・。
充電スポット検索では充電器が故障中かはわからない。
当然、スマホやナビで近くの空いているEV充電スポットを探しますが
そこに表示される情報は、空いているかor空いていないか・・だけ。
そのEV充電スポットの充電器が正常か故障中かはわかりません。
目的のEV充電スポットで先客がいて充電中なら、もう他を探さずに
充電終了まで待とうと思っていても・・・故障中!
やっと探して到着してみると「故障中」だった時は、諦めモードです。
SOCも既に10%を切って5%台なら、電欠がよぎり誰もが焦ります。
「故障中」の表記が無くても壊れている、たった今「故障」した充電器も
良く有ります。管理者に「壊れてるよ?」と言っても、壊れていないから
最初からもう一度、正しく充電器を接続してくれとマニュアル回答だけ。
充電器に貼られているコールセンターにTELすると
「近くの他のEV充電スポットで充電して下さい。」
と、これもいつも同じなマニュアル回答・・。
こうなると、多くの無駄な時間を費やす事になりEVに嫌気が差します:-((
充電器の出力制限で充電が進まない
運良く故障していないEV充電スポットに辿り着いても、夏場は高温による
充電器の故障を避ける為に出力を下げているEV充電スポットが多く、
急速充電でも出力が低い為、なかなか充電が進まずイライラします。
こういう経験から、EVからハイブリッドへ乗り換える人や電気自動車自体に
嫌悪感を抱き、ガソリン車へ戻る人達が増えている事が理解出来ます。
電気自動車の普及が盛んですが、今後はガソリン車にプレミア価値が付き
価格が高騰すると予想されています。果たして、どうなるのか・・・。
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