Cピラーのルーバーに見るエクステリアデザイン

ルーバーに見るエクステリアデザイン
現代のクルマには既に見る事が出来ませんが60年代、70年代の
アメ車には必然的にエアアウトレット・ルーバーが付いていました。
ルーバーが付けられた背景には、エアコンが標準装備化され常に
窓ガラスが閉めっぱなしとなった事と関係が有ります。
巨大化したフルサイズボディのドアを閉めると車室内の空気が
圧縮され、逃げ場の無くなった空気のせいでドアが閉まりにくく
なってしまいました。4ドアよりドアの大きい2ドアでは顕著です。
その為、圧縮された空気をルーバーから抜く事で"パタン"とドアが
一発で締まる様になります。2ドア車の方がルーバーは大きくなります。
そこでボディの付加物であるエア・アウトレットルーバーを独自に
エクステリアデザインの一部としてデザインされる様になりました。
これは当時、大流行したデザインでマスタングのルーバーは代表格です。
時代の流れと共に、空力に影響もたらすエア・アウトレットルーバーは
ボディの見えない位置に高効率なバルブ式に置き換えられました。
車室の小さなクルマではバルブ式では、空気抜きが追いつかない為、
ドアが閉まる瞬間に1センチほどガラスを下げドアが閉められると
ガラスが自動的に元へ戻るロジックを採用しています。

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