大阪の純喫茶アメリカンはミッドセンチュリー設計1960年代の意匠が特徴的な喫茶店

純喫茶アメリカンの看板です。

大阪なんば純喫茶アメリカンはミッドセンチュリー設計


こんにちは、Mayaです。

大阪へ行くなら、ウェブデザインの勉強になるから喫茶アメリカンを見ておいた方がイイよ、
と代表に薦められ、なんば千日前商店街にある「純喫茶アメリカン」へ行ってきました。

こんな意匠デザインの喫茶店は今まで見たことがありません。(´ω`人)
ウェブデザイナーの視点で、色々と純喫茶アメリカンを観察してみます。

純喫茶アメリカンの店内は、昭和30年代後半から昭和40年代にかけて流行ったミッドセンチュリー様式の意匠で、
フロアは1階、2階とも幾何学模様のフカフカの絨毯敷き。
(注.ミッドセンチュリーとは1960年代のアメリカで大流行した意匠設計です。)

この純喫茶アメリカンは、なんば千日前筋で1946年(昭和21年)創業の純喫茶。
現在の喫茶アメリカンは富士工務店の設計施工でRC構造5F建て(一部6F)1963年竣工です。

喫茶アメリカンの店舗サインは、完全にソニックデザインでした!
So-Caliサンディエゴの古くからのお店と同じ意匠、デザインです。

純喫茶アメリカンのらせん階段とシャンデリア。

純喫茶アメリカンの特徴的ならせん階段

純喫茶アメリカンの特徴的ならせん階段を上っていくと、
2階の天井から吊り下げられた、美しく大きなシャンデリアに見とれてしまいます。

店内は、60年代~70年代のアメリカ映画に出てくるような空間の雰囲気。
らせん階段を上って行くにつれて1960年代、昭和の日本へタイムスリップする様な気分になります。

純喫茶アメリカンのらせん階段とレリーフ。

純喫茶アメリカンの店内は60年代のミッドセンチュリーなデザイン

店内のどこを見てもため息が出るほど、純喫茶アメリカンの店内は60年代のミッドセンチュリーなデザインです。

微妙なアールで形成された木製手すり、
その下に配置されるSUS製ヘアラインのモールにシビれます。
現代では、コスト重視で喫茶店にこの様な内装意匠を施す事は有り得ないでしょう。

らせん階段の壁に掛けられた純喫茶アメリカンの照明レリーフは、
右側が女性、左側が男性をモチーフとして1964年に彫刻家の村上泰造さんによって造られたもの。

純喫茶アメリカンの白蝶貝の衝立。

純喫茶アメリカンの見どころの一つ、白蝶貝のパーティション

純喫茶アメリカンの見どころの一つが、このパーティションです。
白蝶貝を贅沢に使用した美しいパーティション(衝立)、とっても素敵。
現代の建築家には、発想すら出来ない素晴らしいデザインです。

特筆すべきは、それらがチリ・ホコリなど一切無く、ピカピカの状態。
メンテナンスが隅々まで行き届いているなぁ~と感じました。

純喫茶アメリカンの店内の様子。

真っ直ぐに延びる照明シェードはミッドセンチュリー様式の特徴

純喫茶アメリカン2階席の天井も凝ったデザインになっています。
So-Cali(サウスカリフォルニア)に古くからあるダイナー「エルカホンのラッドフォーズ・レストラン」を思い出しました。

店内に真っ直ぐ延びる照明シェードはミッドセンチュリー様式の特徴で
サンディエゴのミッションバレーにあるMacy's店内とそっくり!

近年に後付けされたとわかる、安っぽい中華製の様なダウンライトが残念!!
せっかくのミッドセンチュリーな空間をブチ壊しています・・・。
設計者が泣きますよ~

純喫茶アメリカンのメニュー。

星が散りばめられ輝く純喫茶アメリカンのメニュー表紙

昭和30年代から変わらないデザインの制服を着た、ウェイトレスさんに
ケーキセット930円とミートスパゲッティ(サラダ付き)840円を注文しました。
しっかりした造りで表紙に星が散りばめられた赤いメニュー表も素敵なデザインですね。

純喫茶アメリカンのオリジナルデザインの紙ナプキン。

1960年代から変わらぬ純喫茶アメリカンのオリジナルデザイン

コースター、ストロー、紙ナプキンは、1960年代から変わらぬ純喫茶アメリカンのオリジナルデザイン。
現在でも使われる当時物のフォーク、スプーン、おしぼり用SUSトレイ。
昭和30年代の当時に、これらをトータルに店舗プロデュースした方のセンスは本当に凄いと思います。
現代では、兎に角コスト安と施工性ばかりを追求し、純喫茶アメリカンの様な雰囲気を構築できる人材も皆無でしょう。

ミートスパゲッティ。

昔ながらの喫茶店のスパゲッティ

オーダー後、5分ほどで出来上がったミートスパゲッティは昔ながらの喫茶店のスパゲッティ。
予め茹でられ、ストックした麺を注文が入るとサラダ油で炒める昭和スタイル。
ミートソースも子供の頃に食べたママーの缶入りミートソース風。
全く小洒落た小細工など無しで昔ながらの懐かしい味がしました。

正統派な喫茶店のミートスパの典型です。

ケーキセット。

シンプルな典型的な喫茶店らしい珈琲に、濃厚なチョコレートのオペラがよく合います。

純喫茶アメリカンの外観画像。

純喫茶アメリカンの創業者は、山野勝治郎さん

純喫茶アメリカンの創業者は、山野勝治郎さん。
「利益は全てお店に注ぐ」精神で、喫茶アメリカンをここまで大きくされたそう。
お店を本当に愛されているのですね。
ストレートに尊敬します!

純喫茶アメリカンは、大阪府立大の橋爪紳也教授(建築史・都市文化論)をはじめ、
7人の専門家が選出した2013年度「生きた建築ミュージアム事業」に選ばれています。

竣工当時、昭和30年代の大阪の人々は、この純喫茶アメリカンを見てどう思ったのでしょうか。
驚きと未来への繁栄、期待を抱いたのでは?

最近、あちこちに出来ている昭和博物館的な幼稚な物とは比べものにならない、
本物しか持たないオーラを感じる「純喫茶アメリカン」、オススメです。(*ゝω・*)

純喫茶アメリカン

住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-4 アメリカンビル
TEL:06-6211-2100
営業時間:9:00-23:00(L.O.22:45)、火曜9:00-22:30(L.O.22:15) 祝・祝前は除く
定休日:不定休 (第2・3木曜日とその他1回木曜日の月3回休み、12/31休み)

→→阪堺電車の旅 総まとめ INDEXページです。



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純喫茶アメリカンのGoogleマップです。

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