1959年式の初代Buick LeSabre(ビュイック・ルセイバー)

1959年式の初代Buick LeSabre(ビュイック・ルセイバー)

テールフィン末期に登場した1959年式Buick LeSabre(ビュイック・ルセイバー)


カリフォルニアブラックナンバーの1959年式Buick LeSabre(ビュイック・ルセイバー)が駐まっていました。

このルセイバーはオリジナルな状態が保たれた、完全ストレートボディの個体です。
これ位、美しく保たれたクルマにPB(パシフィックビーチ)で出会えるのは今では、年に1回か2回ほど。

ビュイックのルセイバーは、日本では余り馴染みないかも知れませんが、
So-Caliでは、2005年頃までモデルチェンジを繰り返し販売されました。
末期モデルでは、この1959年式ルセイバーの面影は全くありませんが・・

2000年頃のルセイバーは、グランマカーのイメージです。

1959年式ルセイバーは、テールフィン文化の集大成


興味深いのは、ルセイバーが1959年に登場したということ。

50年代末期は、流行った巨大なテールフィンが徐々に退化した頃。
軒並み各メーカーのテールフィンが縮小された時期です。

この1959年式ルセイバーは、テールフィン文化の集大成とも云えるモデル。

ソニックデザインからの呪縛から解放


フロントのグリルから始まる、明確なキャラクターラインは、
ボンネットへ続き、それがシームレスでボディサイドへ延びていき、
リアフェンダー上部のテールフィンからリアエンドまで続きます。

そして、それらのラインをまとめ上げ、デザインを破綻させずに、
成立させているのが、テールエンドのシンプルな丸形テールレンズ。

この頃は既に、ジェット機やソニックデザインからの呪縛から脱し、
クルマのエクステリアデザインとして、テールフィンが確立されています。

2代目以降のルセイバーと比較すると、デザインの遍歴が良く解ります。

世代別のビュイック・ルセイバー


・2代目ルセイバー(1961~1964)
https://bringatrailer.com/listing/1961-buick-lesabre-7/


・3代目ルセイバー(1965~1970)
https://bringatrailer.com/listing/1965-buick-lesabre-2/


・4代目ルセイバー(1971~1976)
https://www.hagerty.com/media/opinion/1971-buick-lesabre-upper-middle-class-71-style/



・5代目ルセイバー(1977~1985)
https://www.curbsideclassic.com/vintage-reviews/vintage-review-1977-buick-lesabre-sport-coupe-gran-sport-by-another-name/



・6代目ルセイバー(1986~1991)
https://www.curbsideclassic.com/curbside-classics-american/curbside-classic-1986-buick-lesabre-heavenly-hash/



・7代目ルセイバー(1992~1999)
https://consumerguide.com/used/1992-99-buick-lesabre/



・8代目ルセイバー(2000~2005)
https://www.edmunds.com/buick/lesabre/2000/review/



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